右手に持っていたケースが歪んでいた。
二パーツのケースは半分ずつに分かれることで開くのは常識だが、その歪みにより捻れて開いていた。
慌てて二つのパーツを合わせもう一度閉じ込めようとする。
しかし、内部から…、右手の握力55kgの俺が押さえてもびくともしない圧力が掛けられていた。
片方のパーツが透明でありもう片方が青のスケルトンだったそのケースの透明の部分からみえた中にいるヤツの容姿は、変わり果てていた。
薄紫色の大量の触手がすごい密度で広がっていた。
見た目は洋菓子の一部で使われそうなムースみたいな模様であり細さだった。
ところどころに紫色の斑点があり一本一本の細さは直径1mmあるかないかの太さだった。
それがぐるぐると蠢きながら、心臓とシンクロするかのように脈打ちながらさらに密度と体積を増してくる。
ケースを押さえることにもう意味は無いが俺は必死で押さえようとした。
その触手がケースから外に出てくる。
元の姿など無く、今はただ薄紫色の大量の触手が蠢き広がっているだけ。
そしてケースを押さえていた両手の内右手の指に、触手が触れた。
二パーツのケースは半分ずつに分かれることで開くのは常識だが、その歪みにより捻れて開いていた。
慌てて二つのパーツを合わせもう一度閉じ込めようとする。
しかし、内部から…、右手の握力55kgの俺が押さえてもびくともしない圧力が掛けられていた。
片方のパーツが透明でありもう片方が青のスケルトンだったそのケースの透明の部分からみえた中にいるヤツの容姿は、変わり果てていた。
薄紫色の大量の触手がすごい密度で広がっていた。
見た目は洋菓子の一部で使われそうなムースみたいな模様であり細さだった。
ところどころに紫色の斑点があり一本一本の細さは直径1mmあるかないかの太さだった。
それがぐるぐると蠢きながら、心臓とシンクロするかのように脈打ちながらさらに密度と体積を増してくる。
ケースを押さえることにもう意味は無いが俺は必死で押さえようとした。
その触手がケースから外に出てくる。
元の姿など無く、今はただ薄紫色の大量の触手が蠢き広がっているだけ。
そしてケースを押さえていた両手の内右手の指に、触手が触れた。
ペタッ、っとまるでどんまい、と優しく声を掛けてくれながら肩を叩くような感じで、触れた。
次の瞬間、指に、目に見えない原子サイズの針が何億本と刺さった。
クラゲに刺されるような感覚だろうか。刺されたことはないのでわからないが…。
ちょっと静電気を含んだ毛糸の服に手をかざしたときのモワーッとした言い表せないあの違和感のような感触で針を刺してきた。
俺は、押さえようと必死になっているうちに水場にいた。
殺虫剤を注入した水場だ。
そこにケースを手放し、もう青ざめている手を見つめて呆然としていた。
ケースからはムースが飛び出てもじゃもじゃと動いている。
まっくろくろすけ……そっくりに見えた。
まっくろくろすけに、もっぷのように薄紫の触手を生やした感じ。
目が、霞んできた。
即効性なんてレベルじゃないな…この毒。
即死性、とでも言うか?
俺はもう動けなかった。
あとは重力なりなんなりで転倒するのがオチだ。
多分夢の中の俺の意識と肉体はもう死んでいる。
刺された瞬間に、死んだはずだ。
刺された瞬間に、死んだはずだ。
しかしこの夢を俯瞰している俺はまだこの世界を見ることが出来ていた。
もじゃもじゃは自ら排水溝に身を投じた。
あとに残ったのは、ケースを手放した姿で固まっている俺と、一週間の総集編をやっている長寿番組の音だけだった。
母もいつの間にかテレビ観賞に戻っているし、父はしばらく部屋からでてきそうにない。
祖母も一緒になってテレビを見ているから、誰かがトイレに立つとかしない限り気付かれることはない。
そんな状態で、夢の中の俺の世界は幕を閉じた。
あとに残ったのは、ケースを手放した姿で固まっている俺と、一週間の総集編をやっている長寿番組の音だけだった。
母もいつの間にかテレビ観賞に戻っているし、父はしばらく部屋からでてきそうにない。
祖母も一緒になってテレビを見ているから、誰かがトイレに立つとかしない限り気付かれることはない。
そんな状態で、夢の中の俺の世界は幕を閉じた。
- – - – - – - – - -
現実です。
漢検受けて帰ってきて失意の中で眠りについたらこんな夢を見ました。
マジで気持ち悪かった。何あれ。
特に最後、もじゃもじゃなんか最悪。
久々に完結した夢を見たけどこれは酷い。
夢見が悪い。文字通り。
さて…気分が晴れないわけだが…何やって晴らそうかな(‘∀`)
